絵画作品としてのCG
絵画作品として、CG(コンピュータグラフィックス)プリントアウトはアリか無しか。
絵画教室内コンペがありまして。
図案も良く画力も高くセンスも良く、一番レベルが高いと思われる作品が「CGのプリントアウトである」という事で減点される事態が起きました。
コンピュータも単なる手段。水彩だろうが油彩だろうがCGだろうが、「絵の良し悪し」で考えるなら、その過程は何でもいいはず。
その絵にCGが一番適していて、仕上がりが一番良くなるのなら、CGを選択するのは当然のこと。
マットな塗りや美しいグラデーションを手書きで表現するのはかなり難しく、CGの方が仕上がりのレベルは上がる。
だからと言って「図案の良さが変わるわけではないのに」減点されるのはオカシイ事なのではないか?
…私の見解は。
印刷物やディスプレイ上で見るのが最終形態なら、CGでも何ら問題ないと思います。
手書きでもパソコンに取り込んだ瞬間にCGになるし。
ただ「モノ」として人が目の前で鑑賞するものになると、プリントアウトは単なる用紙(複製)になってしまって、絵画としての成立は難しいかなぁ…と思います。
肉筆は世界にひとつだし、その画面に傾けた「熱」みたいなのが画面に込められていると思うと、震えるものがあるよねぇ。
質感や絵の具の盛り上がり、滲みなど、「あぁ生で見てる!」って有り難い感じがあるよねぇ。
でもその思いも感情であって、図案の良さとは別の問題だよなぁ~。
やっぱり、CGだとホントに綺麗に描けちゃうね。
手書きの絵を描く人はいなくなってしまうのだろうか…。
サミシイけど、そうなるのかもしれない、と危惧します。
コメント4件
CGはある程度コンピュータが自動的にやってくれるので
自分で描いたとは言いずらいのでしょうね。
ちなみに昔サイトで公開していた3DCGは、昔関わった建築CADで作成したもので、
間取りと屋根を入力しただけで、あれだけの3DCGができるのです。
今のバージョンはモデリング技術が向上して、さらにましなのが出来るようになっていると思います。
あれを自分のCGだと言うのは卑怯だったかな(^^;)。
すごい遅レスでごめんなさい。RSSいりますか。調べてみます。
CGでも何でも単なるツールですので、何でもいい筈なんですよ。
でも、芸術分野というものは「相手が感動するかどうか」なので、私はCGのプリントアウトに感動する事は難しい、という事でした。
私は「生である、現実である」という事に重きを置きますが、そういうの気にしない人も多いと思います。
RSSつけました。
http://araland.com/feed/
ブログ移転後の初コメントです。
RSSがないのが不便ですね。
ネットで親しい人が岡山在住の漫画家綱島志朗先生の『人狼機ウィンヴルガ』の絵を描きました。
https://twitter.com/NBK11205/status/828065633501745152
単行本は関東在住なのに特典目当てにわざわざ岡山県の書店から取り寄せたそうです。
人物の線画以外はCGです。
アナログ塗りも作成すると言っていたようですが、別の絵に取り掛かるようです。
元々はアナログ塗りの人でしたが、いつの間にかCGに移行していたようです。
先日画像をベクトル化する方法の記事を教えたのですが、良かったでしょうか。
昔CGを拡大しても劣化しないというコメントへのツッコミの話で、
さらに昔新聞のプログラムの仕事で横浜に出張していた時に調べた
画像をベクトル化する方法を送ったことがあります。